英語学習の苦手意識を払しょくするチャンスです!|親のための英語学習ことはじめ【柴原智幸】①

英語学習ことはじめVol1
【連載企画】
子どもに負けるな!親のための英語学習ことはじめ(柴原智幸先生)

子どもは英語を学習しているけれど、「自分は英語が苦手」という方もいらっしゃることでしょう。本連載では、親も子どもと一緒に英語を楽しむコツを、神田外語大学専任講師&放送通訳者の柴原先生に教えてもらいます!気軽に英語を始めてみませんか?

のっけから題名と矛盾することを申し上げますが、英語学習を始めたお子さんと競争する場合、負けても全く問題ありません。「すごいね、○○ちゃん。お父さん(お母さん)が知らないことをたくさん知っているなぁ」などと言いつつ、お父さんお母さんが積極的に英語に関わる姿、英語を楽しむ姿を見せてください。

気を付けるべきことは、「わが子の英語教育は、自分の英語学習の『敗者復活戦』ではない」ということ。ノルマのように強いることなく、「親も参加する、ちょっと毛色の変わった遊び」のようにとらえてください。

さらに言えば、英語への苦手意識があるという保護者の方にとって、お子さんが英語を習い始めるのは、苦手意識を払しょくする絶好のチャンスです。

まずはお子さんが使っている教材に、ご自分が「はまって」しまいましょう。隙間時間に発音やチャンツ*などを練習し、お子さんと競争するのもいいですね。ICレコーダーなどに録音して、教材と聞き比べるのです。

ボイスレコーダー

お子さんが嫌がらなければ、気が向いた時に英語を使ってみるのもいいですよ。私も小学校低学年のころ、車に乗ると、父(高校の英語教員でした)が“Did you lock the door?”と尋ね、教えられた通りに“Yes, I did!”と答える、ということを繰り返していました。当時は「『でぃど』って何だろう?」と不思議でしたが、中学校で助動詞を勉強した時に「これか!」とうれしくなりました。

英語の早期教育はいわば種まき。まきっぱなしではなく、水をやったり日に当てたり肥料をやったりしながら、プロセスを楽しみましょう。やがて、きっと見事な花が咲きますよ!

*チャンツ=英語学習法の一つ。音楽に合わせて英単語や文を練習することで、発音やイントネーションを体得できる。

連載企画「子どもに負けるな!親のための英語学習ことはじめ」
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柴原智幸(しばはら ともゆき)

神田外語大学専任講師。同時通訳者。イギリス・バース大学の通訳翻訳コース修士課程修了後、ロンドンのBBCに入社。帰国後はNHKの放送通訳や「ディスカバリーチャンネル」などでの吹き替え用映像翻訳、通訳養成学校での指導を行う。2011年から2017年までNHKラジオ講座「攻略!英語リスニング」講師。